探究について考えるための本のご紹介です。 未来の学校(原題:The Global Achievement Gap) トニー・ワグナー著 陳玉玲訳 2017年(原書は2008年) 「学校は何を学ぶ場所か。卒業して何を目指すのか。」 自分自身について、自分の子供について、誰もが考え…
「ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門」の著者、原野守弘さんのお話を初めてうかがったのは、今から10年ほど前です。 宣伝会議のクロスメディアについての連続講座の中でお話を伺う機会があり、そこでリカちゃんの40周年キャンペーン「Licca World …
2020年3月~5月、新型肺炎COVID-19蔓延の影響で休校となった期間も新しい形での授業継続に加え、生徒さんたちの発表の場もさまざまな形で準備をされたサレジオ学院中学校・高等学校の先生方。前編については休校時の体制づくりについておうかがいしました。…
2020年は新型肺炎COVID-19蔓延に世界中が大きな影響を受けました。教育現場にも色々な影響がありましたが、中でも2月27日に政府より発表された全国小中高校臨時休校宣言により、多くの学校が、5月もしくは6月まで休校となりました。 サレジオ学院中学校・高…
この半年、仕事において(時にプライベートも)かなりの時間を使ったのが、お弁当レシピサイト「N's KITCHEN」の立ち上げでした。 nskitchen.jp 個人的には料理はつくるけどそれほど得意ではなく、それについて探究する心もなかったのですが、プロジェクトメ…
今年は新型肺炎COVID-19蔓延の影響で、学校行事を中止や延期にされた学校は、多いのではないでしょうか。聖ヨゼフ学園中学・高等学校(横浜市鶴見区)でも、5月8日に予定されていた体育祭が中止となってしまいました。今年が最後の体育祭となる高校3年生の…
この3か月、子どもたちの発表や表現の場はどうなったか 大人も子どもも、いつもどおりとはいかない3か月でした。できないことが増えた一方、オンラインでの新しい可能性も広がりました。学びや学びの場について、この3か月で何が足りて、何が足りなかったの…
外出自粛要請が続く中、美術館にも行けない日々が続きます。そんな中、知人より教えていただいたのが、 Google Art & Cultureという、オンライン美術館です。 https://artsandculture.google.com/ こちらのサイトでは、世界中の美術館から提供されたコレクシ…
何でも手に入る世界から、そうでもない世界へ ひとつ前の記事でご紹介しました、ものづくりの授業、MESH公式ブログに掲載していただきましたので、あらためてご報告をさせていただきます。田園調布学園の高校1年生を対象とした、選択制の授業でした。プ…
コンピュータと手を行き来する体験 昨年から今年にかけて、高校生を対象としたものづくりの授業に関わらせていただきました。全6回、それぞれ約2時間半の連続授業です。 私たちの生活の色々なシーンに使われ始めているIoT(Internet of Things モノがインタ…
「とりあえず表現する人は、羞恥心が足りない? 前回のブログでは、それぞれが頭の中のイメージを表現するメリットとして、もったいないという書き方をしましたが、もう少し本人のメリットにフォーカスして考えてみたいと思います。 私は大体のことについて…
頭に浮かんだイメージを取り出そう 頭に浮かんだイメージを取り出すことも、アートの重要な役割です。 その表現は平面、立体、文章、映像、音楽など様々で良いと思いますが、とにかく頭の中のイメージを取り出してみると、色々なことがわかります。 私は脳や…
前々回のブログで、サイエンスからジャンプする時のアートの役割について触れました。今回はその中でも、視点の発見、知覚の再定義という部分にフォーカスして書いてみたいと思います。 「日本人の目」を手に入れたゴッホ 2017年8月~2018年3月、北海道、東…
アートは、サイエンスからのジャンプだ。ということを、前回書きました。分野や職業に関わらず、すべての人がアートの力、すなわちサイエンスからジャンプする力を身につけることで、世の中はもっともっと面白くなるのではないでしょうか。 例えば、ビジネス…
あけましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。 このブログは、教育にアートが足りていないという思いから2016年にスタートし、4年間で113の記事を書いてきました。本やアートに関する面白い人や活動を紹介する中でたくさんの発…
みなさまこんにちは。清水葉子です。突然ですが、みなさんは公共図書館をどのくらい利用されますか?そして、その利用目的は何ですか? 私は、公共図書館の徒歩圏に住んでいることもあり、年間5回か6回、つまり2か月に1回くらいは利用しています。その目的…
みなさまこんにちは。清水葉子です。今回は、神奈川大学の道用大介先生に伺ったお話の続編をご紹介します。 その1はこちらをご覧ください。 http://arts.hatenablog.jp/entry/2019/11/30/223536 さて、前回も学生さん達の作品を紹介しましたが、加えていく…
みなさまこんにちは。清水葉子です。ここ数日で急に気温が下がり、冬がやってきましたね。風邪をひかれないよう、あたたかくしてお過ごしくださいね。 さて本日は、ものづくりについて書きたいと思います。こちらのブログでも何度か紹介させていただいたFAB…
みなさまこんにちは。清水葉子です。 2019年11月19日より、森美術館で開催されている、 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/index.html に行ってきました。 この展覧会では、都…
みなさまこんにちは。清水葉子です。例年よりも長いゴールデンウィーク、どのようにお過ごしですか? さて、本日はFAB(パーソナルファブリケーション)について、最近読んだ本をご紹介したいと思います。 最近、学校内に3Dプリンターやレーザーカッターを設…
みなさまこんにちは。清水葉子です。 寒い日もありますが、梅も咲き、だいぶ暖かくなってまいりましたね。春も、もうすぐです! さてみなさんは、絵画を、どのように楽しみますか。色、形、バランス、筆遣い、モチーフ、ストーリー?私が発見した最近の楽し…
みなさまこんにちは。清水葉子です。早いもので今年ももう3月!まだ寒い日もありますが、梅や桜が楽しみな季節がやってきますね。 さて、少し前になりますが、1月26日、NPO法人Educe Technologiesさん主催の勉強会「20年経った今、日本の対話型鑑賞はどうな…
昨年末のブログにも書かせていただきましたが、教育の領域では、これからますます学習者主体の環境と学びの個別化が進んでいきます。学習進度を周りに合わせなくてよいのは学習者にとって大きなメリットですが、それは同時に、自分で学びを進めていく難しさ…
みなさまこんにちは。清水葉子です。 各地で雪が見られるなど、急に冬らしくなってまいりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。 2018年もあと1日となりました。 今年もこのブログをきっかけに、多くの方と出会えたこと、とてもうれしく思っています。…
みなさまこんにちは。清水葉子です。先日、東京都渋谷区にある富士見丘中学校で行われた、武蔵野美術大学と共同開催の「Feeling展」を見学させていただきました。富士見丘中学校・高等学校の中学1年生~3年生と、高校2年生で行われている探究学習「自主研究5…
みなさまこんにちは。清水葉子です。 例年よりあたたかいとはいえ、いよいよ本格的に寒くなってまいりましたが、風邪などひかれていませんか。 私は9月、10月と原稿やインタビューが立て続けにあり、終わったところでどっと疲れが出ました。が、休息もかねて…
みなさまこんにちは。清水葉子です。 暑かった日本の夏がようやく過ぎ去り、すっかり秋になってまいりました。 1年を通して行事があまり多くない10月、11月は、読書が進むので私が好きな季節です。 さて本日は、演劇というアートについて書いてみたいと思い…
こんにちは!清水葉子です。 今年は全国的に猛暑が続きましたが、みなさまお変わりないでしょうか。 これだけ暑いと毎日生きているだけで自分を褒めたくなりますね。でも本日で8月も終わりなので、あとは涼しくなる一方です! さて、本日ご紹介するのは、東…
みなさまこんにちは!清水葉子です。ブログ、久しぶりの更新です。先日、経済産業省の教育に関する有識者会議「未来の教室」とEdTech研究会から第1次提言が公表されましたね。 研究会の目的は、日本社会が「創造的な課題発見・解決力」をつけること。 大学、…
みなさまこんにちは!清水です。先日、神戸のポートアイランドにある、甲南大学ポートアイランドキャンパスを見学させていただきました。甲南大学さんは、以前ブログでも紹介させていただいた岡本キャンパスの他に、ポートアイランドキャンパスと、西宮キャ…