2019-01-01から1年間の記事一覧

北欧の図書館から、これからの学びの場を考える

みなさまこんにちは。清水葉子です。突然ですが、みなさんは公共図書館をどのくらい利用されますか?そして、その利用目的は何ですか? 私は、公共図書館の徒歩圏に住んでいることもあり、年間5回か6回、つまり2か月に1回くらいは利用しています。その目的…

「ものづくりの壁」を超えると見えてくるもの―道用大介先生インタビューその2

みなさまこんにちは。清水葉子です。今回は、神奈川大学の道用大介先生に伺ったお話の続編をご紹介します。 その1はこちらをご覧ください。 http://arts.hatenablog.jp/entry/2019/11/30/223536 さて、前回も学生さん達の作品を紹介しましたが、加えていく…

「ものづくりの壁」を超えると見えてくるもの―道用大介先生インタビューその1

みなさまこんにちは。清水葉子です。ここ数日で急に気温が下がり、冬がやってきましたね。風邪をひかれないよう、あたたかくしてお過ごしくださいね。 さて本日は、ものづくりについて書きたいと思います。こちらのブログでも何度か紹介させていただいたFAB…

アートとサイエンスが影響しあって未来ができる(未来と芸術展より感じたこと)

みなさまこんにちは。清水葉子です。 2019年11月19日より、森美術館で開催されている、 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/index.html に行ってきました。 この展覧会では、都…

FABの可能性について今こそ考えてみよう -「FABに何が可能か―『つくりながら生きる』21世紀の野生の思考」を読んで

みなさまこんにちは。清水葉子です。例年よりも長いゴールデンウィーク、どのようにお過ごしですか? さて、本日はFAB(パーソナルファブリケーション)について、最近読んだ本をご紹介したいと思います。 最近、学校内に3Dプリンターやレーザーカッターを設…

小説からアートを楽しむ-原田マハさんの小説について

みなさまこんにちは。清水葉子です。 寒い日もありますが、梅も咲き、だいぶ暖かくなってまいりましたね。春も、もうすぐです! さてみなさんは、絵画を、どのように楽しみますか。色、形、バランス、筆遣い、モチーフ、ストーリー?私が発見した最近の楽し…

芸術鑑賞も、創作活動である-「20年経った今、日本の対話型鑑賞はどうなったのか?」に参加して

みなさまこんにちは。清水葉子です。早いもので今年ももう3月!まだ寒い日もありますが、梅や桜が楽しみな季節がやってきますね。 さて、少し前になりますが、1月26日、NPO法人Educe Technologiesさん主催の勉強会「20年経った今、日本の対話型鑑賞はどうな…

セルフマネジメント力は、これからの教育の場にも必要な力―「管理ゼロで成果はあがるー『見直す・なくす・やめる』で組織を変えよう」を読んで

昨年末のブログにも書かせていただきましたが、教育の領域では、これからますます学習者主体の環境と学びの個別化が進んでいきます。学習進度を周りに合わせなくてよいのは学習者にとって大きなメリットですが、それは同時に、自分で学びを進めていく難しさ…