2017-01-01から1年間の記事一覧

アートは必要かという議論はそろそろ終わり、アートの力はどのようにつくかの具体的方法論へ

みなさまこんにちは。清水葉子です。 2017年も終わりに近づいてまいりました。みなさまにとってどのような1年でしたか? 私個人としては、このブログで書くという行為を通して、たくさんの出会いができたことに本当に感謝しています。取材をさせてくださっ…

姫路高等学校探究科学コースの、双方向型中間発表

みなさんこんにちは!清水葉子です。 先日、兵庫県姫路市にある姫路市立姫路高等学校にうかがい探究科学コース1年生後期の中間発表に参加させていただきました。(見学、のつもりでうかがったのですが、表現としては参加のほうが合っています)。 姫路高等…

「言葉」を使った今年の振り返り方法のご紹介

みなさんこんにちは!清水葉子です。今年もあと一週間と少しですね! この時期になると、今年の1字や流行語などの発表がありますね。ユーキャン新語・流行語大賞で、忖度とともに大賞になった、「インスタ映え」、フォトジェニックという以前からある言葉を…

清水幹太さんのブログから、これからの世の中で必要とされる力を考える

みなさまこんにちは。清水葉子です。 12月も半ばとなり、新年を迎える準備に加え、 学校の先生方は入試の準備にお忙しい時期と存じます。 私も気持ちだけは焦る日々を過ごしているのですが、 先日クリエイターの方々が多くシェアされていたあるブログを見て…

同志社女子大学上田ゼミの、プレイフルな学びの環境ーその4

こんにちは!清水葉子です。同志社女子大学、現代社会学部 現代子ども学科の上田信行先生のゼミを取材させていただきました。 取材後の2017年11月23日、ゼミ生のみなさまによるLast projectと題したワークショップがあり、参加をさせていただきました。 会場…

同志社女子大学上田ゼミの、プレイフルな学びの環境ーその3

こんにちは!清水葉子です。先日、同志社女子大学にうかがい、現代社会学部 現代子ども学科の上田信行先生のゼミを見学させていただきました。前回は、ゼミ長の日高さんのインタビューをご紹介しまた。今回は、上田信行先生に、学びの環境について、また、ア…

同志社女子大学上田ゼミの、プレイフルな学びの環境ーその2

こんにちは!清水葉子です。先日、同志社女子大学にうかがい、現代社会学部 現代子ども学科の上田信行先生のゼミを見学させていただきました。今回は、ゼミ長の日高さんのインタビューをご紹介します。 上田ゼミには現在、3年生と4年生の学生さん達、あわ…

同志社女子大学上田ゼミの、プレイフルな学びの環境ーその1

こんにちは!清水葉子です。先日、秋の風景が美しい、同志社女子大学京田辺キャンパスにうかがい、現代社会学部 現代子ども学科の上田信行先生のゼミを見学させていただくとともに、上田先生、ゼミ長の日高さんにインタビューをさせていただきました。これか…

空間を選び取る力が育つ、交流の場―甲南大学 iCommons その3

みなさまこんにちは!清水葉子です。 過去2回のブログでご紹介をしました、甲南大学のKONAN INFINITY COMMONS(iCommons)について、引き続きご紹介をしてまいります。まずは、前回の学生ラウンジに加え、予約が必要ではありますが、全ての学生さん達が使え…

空間を選び取る力が育つ、交流の場―甲南大学 iCommons その2

みなさまこんにちは!清水葉子です。 ちょっと間が空いてしまいましたが、先日のブログでご紹介をしました、甲南大学のKONAN INFINITY COMMONS(iCommons)について、引き続きご紹介をしてまいります。先日ご紹介しましたiCommonsの中心となる場所、アゴラの…

空間を選び取る力が育つ、交流の場―甲南大学 iCommons その1

みなさまこんにちは!清水葉子です。 秋が深まり、紅葉の季節になってまいりましたね。 日本の四季の中で、秋という季節が最も大学に似合うなあ、と個人的に思っています。小学校や中高と比べて、何かちょっと大人な雰囲気が、大学にはあるからでしょうか? …

モチベーションの世代差の面白さ―「モチベーション革命―稼ぐために働きたくない世代の解体新書」を読んで

みなさまこんにちは。清水葉子です。先のブログで紹介した1→10driveさんのインタビューで、これからはモチベーションがキーになるというお話、何か一つのことに没頭することが、イノベーティブな力を伸ばす、というお話がありました。これは以前にご紹介しま…

没入学習が、イノベーションを起こせるジェネラリストを育てる 1→10drive 梅田 亮さん、森岡 東洋志さんインタビュー その2

こんにちは。清水葉子です。先日、「イノベーションのためのアート・デザイン教育とその可能性―STEMからSTEAMへ」というタイトルで、私学マネジメント協会が発行している雑誌に記事を書きました。 その過程でどうしても、1→10drive(株式会社 ワン・トゥー・…

没入学習が、イノベーションを起こせるジェネラリストを育てる 1→10drive 梅田 亮さん、森岡 東洋志さんインタビュー その1

こんにちは。清水葉子です。先日、「イノベーションのためのアート・デザイン教育とその可能性―STEMからSTEAMへ」というタイトルで、私学マネジメント協会が発行している雑誌に記事を書きました。 その過程でどうしても、1→10drive(株式会社 ワン・トゥー・…

デザインを社会とつなげる!―近畿大学文芸学部文化デザイン学科

みなさんこんにちは。清水葉子です。 先日、日本インダストリアルデザイナー協会のツアーに参加させていただき、近畿大学東大阪キャンパスを見学させていただきました(過去2回のブログをご参照ください)。 最後に、施設を案内してくださった、文芸学部文…

様々な「知」が同居する空間―近畿大学アカデミックシアター

こんにちは。清水葉子です。 先日、日本インダストリアルデザイナー協会のツアーに参加させていただき、近畿大学東大阪キャンパスを見学させていただきました。 本日は今年4月に完成したばかりのアカデミックシアターについて書きます。 館内模型を使ってご…

遊びながら英語を学ぶ―近畿大学英語村 e-cube(イーキューブ)

みなさんこんにちは。清水葉子です。 先日、日本インダストリアルデザイナー協会のツアーに参加させていただき、近畿大学東大阪キャンパスを見学させていただきました。魅力的な施設や教育を順に紹介させていただきます。 近畿大学東大阪キャンパスの西門を…

北欧の事例から日本の教育空間を見つめなおす―垣野 義典先生インタビュー その3

みなさんこんにちは。清水葉子です。 前回に続き、東京理科大学の垣野義典先生にうかがった、教育空間についてご紹介します。 ICT+個別学習+空間設定で、広がる可能性 最後のテーマは、ICT導入の可能性についてです。 ↓垣野先生撮影 フィンランドの小学校…

北欧の事例から日本の教育空間を見つめなおす―垣野 義典先生インタビュー その2

みなさんこんにちは。清水葉子です。 前回に続き、東京理科大学の垣野義典先生にうかがった、教育空間についてご紹介します。今回は「主体性」がテーマです。 ↓前回の記事はこちらです arts.hatenablog.jp 前回のお話から、フィンランドの方達は空間リテラシ…

北欧の事例から日本の教育空間を見つめなおす―垣野 義典先生インタビュー その1

みなさんこんにちは。清水葉子です。 今日は、教育空間について、紹介したいと思います。 先日ブログ「子どもの主体性を伸ばす空間とは」にて紹介をさせていただいた、東京理科大学 理工学部 建築学科 准教授 垣野義典先生。フィンランド、スウェーデンの教…

「ブルーマン」がSTEAM教育を実践! クリエイティブシンキングを育てる、blue school

こんにちは!清水葉子です。 STEAM教育の実践校でよく話題に上る学校に、ニューヨークのブルースクールがあります。2-4歳、K-5(小学生)、K-8(中学生)が在籍し、その目標は「世界をより良く変えるイノベーターを育てる」ことにおいています。 www.blues…

秋の夜長は読書で価値観をゆさぶってみませんか―「建築家なしの建築」「集落の教え100」のご紹介

こんにちは。清水です。 今、アート、デザイン教育についての原稿をまとめているのですが、 人間の価値観を変えたり、ゆさぶったりするのに、アートやデザインが果たす役割は大きいなとあらためて感じています。 そんな中、学生時代に読んだ本を思い出したの…

イノベーションのためのアート・デザイン教育とは(書籍「RISDに学ぶクリティカル・メイキングの授業」から考える)

みなさまこんにちは。清水です。 先日、STEAM教育を提言するJohn Maeda氏と、RISD(Rhode Island School of Design)について当ブログで紹介しました。 本日はRISDの教育内容についての書籍紹介をしたいと思います。 RISDには、他の多くの美術・デザイン系の…

ジョン・マエダ氏が問い続けるシンプリイティ‐「シンプリシティの法則」

前回のブログでは、STEAM教育を提唱するジョン・マエダ氏をご紹介しました。 arts.hatenablog.jp 本日は、彼がMITで教鞭をとられていた頃に執筆された書籍をご紹介します。 ◇シンプリシティの法則 ジョン・マエダ氏 著 鬼澤 忍氏 訳(東洋経済新報社) Amazo…

「STEM to STEAM」をけん引する John Maeda 氏とRISDについて

こんにちは。清水葉子です。 いよいよ夏休みも終盤ですが、みなさまはどのような夏を過ごされましたか? 私は先述しましたように暑さにまけていたのですが、それ以外で言いますと、アートに関する資料を読みあさっておりました。しかし英語の文章を読むのは…

データを視覚化する効果―地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」について

突然ですが、みなさんは、データ、好きですか? 私は、大好きです。広報や入試関連の講座で登壇するときに、データ好きです!というと、ちょっと引かれてしまうことがあるのですが、ていねいに、十分な量が取られ、ぶれない、わかりやすい切り口で分析された…

キャリア支援の再デザインで、働き方の未来を変えていく! ―関西大学+TSUTAYAによるスタートアップカフェ大阪の挑戦。―その2

前回のブログでは、関西大学さんの梅田キャンパスでの取り組みについてご紹介しました。今回はその環境づくりにフォーカスをしていきます。 ↓前回の内容はこちらです。 arts.hatenablog.jp 「計画された偶発性(Planned Happenstance)」が起こりやすい環境…

キャリア支援の再デザインで、働き方の未来を変えていく! ―関西大学+TSUTAYAによるスタートアップカフェ大阪の挑戦。―その1

みなさまこんにちは!清水葉子です。 先週はちょっと夏の暑さに負けてしまい、更新があいてしまいました。 みなさまもお気をつけくださいね。 さて本日は、今梅田で注目のスタートアップ支援拠点、スタートアップカフェ大阪についてです。先日、コーディネー…

アートとデータサイエンスの関連は?―滋賀大学データサイエンス学部の取材より

みなさまこんにちは。清水です。 先日、私学マネジメント協会 - 会員誌 「FORWARD」の取材同行で、滋賀大学にうかがいました。毎号弊社の川畑が、大学の先生にインタビューをさせていただくコーナーの取材です。 今回お話を伺ったのは、滋賀大学データサイエ…

夏休みの学校がミュージアムに大変身!―オルセースクールミュージアム in 香里ヌヴェール学院

みなさまこんにちは!本格的な夏になってまいりましたが、いかがお過ごしですか?関西は本格的な夏です!暑いです!そして、今週末より夏休みがスタートした学校が多いのではないでしょうか?夏休みの校舎って、誰もいなくてがらんとしてしまいますよね。校…