リアルとバーチャルで未来の都市を考える-マインクラフトのスウェーデンでの活用
仮想世界にツールを使って建物や町をつくる「マインクラフト」というゲームが、日本の小学生の間で大ブームですね。解説動画をユーチューブで見たりしながら、子供たちはどんどん自分たちでやり方を学んで上達していくので、たのもしいなあ、と思いつつ、バーチャルな世界にのめりこみすぎないか、不安になることもないでしょうか。
そんな思いの一つの答えとして、現実と仮想世界をうまく組み合わせている事例をご紹介します。
スウェーデンで行われている、「Future City」というコンペティションです。
ホームページはこちらです。
(スウェーデン語しかないので、私は解読に翻訳サイトのチカラを借りました。スウェーデン語→英語が文法的にキレイに行くのでお勧めです)
こちらは、小学6-9年生(日本で言うと小6~中3でしょうか)を対象としたコンペティションです。
コンペのテーマは「持続可能性に着目した未来の都市をつくること」どんな人たちが住み、どんな人たちが働き、どんな風に余暇を楽しみ、どんなサービスを求めるか、都市が環境にどのようなインパクトを与えるかをチームで協力して考え、提出するものです。応募できるのは、各小学校1チーム。チームは6-9年生の生徒+先生とメンター1名。
提出するのは、
・マインクラフトを使って構築した都市。
・都市を説明するエッセイ
・都市の模型
の3つ。つまり、マインクラフトという仮想世界の中だけでなく、それを言葉で表現する、模型という立体で表現する、ということが求められます。
(上の2枚はFuture Cityのホームページからお借りしました。)
下のページでエッセイも含め、作品が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
Tävlingsbidrag 2014/2015 | Future City
また、コンペに参加できるようになるための教育ツールも準備されています。
都市や環境について学べるようになっているところが、また良いなあ、と思います。