キャリア支援の再デザインで、働き方の未来を変えていく! ―関西大学+TSUTAYAによるスタートアップカフェ大阪の挑戦。―その1

みなさまこんにちは!コアネット教育総合研究所の清水葉子です。

先週はちょっと夏の暑さに負けてしまい、更新があいてしまいました。

みなさまもお気をつけくださいね。

 

さて本日は、今梅田で注目のスタートアップ支援拠点、スタートアップカフェ大阪についてです。先日、コーディネーターの財前英司さんにインタビューをさせていただきましたので、ご紹介をしていきます。

 

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スタートアップカフェ大阪は2016年10月にオープンした、起業家、スタートアップの支援拠点です。コーディネーターによる無料アドバイス、日本政策金融公庫、行政書士、税理士、司法書士、弁護士などによる個別相談会、イベント、セミナーなどで、起業をしたい人たちを支援しています。関西大学と株式会社TSUTAYAの共同運営で、関西大学の学生や卒業生はもちろん、一般の方の起業も、広く支援されているのが特徴です。

 

関西大学梅田キャンパス。1,2階にTSUTAYAスターバックスがあり、スタートアップカフェは2階にあります。

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オープンして10か月で、こちらで行われたセミナー、イベントはすでに150以上!魅力的な登壇者を招いたセミナー、イベントが毎日のように開催されていますし、フューチャーセッション、ハッカソンなどの参加型イベントも多く開催されています。私もこれまで何度か参加させていただきましたが、いつもリラックスできる雰囲気で、参加者にも魅力的な方が多いなぁと感じます。

 

関西大学のメインキャンパスは、吹田市千里山キャンパスです。にも関わらずなぜ梅田で、起業支援をスタートされたのでしょうか。またなぜ、その支援を広く一般に向けて提供されているのでしょうか。そしてコーディネーターの財前さんは、なぜいつもスーツでなく、オープンでフレンドリーなのでしょうか!そのあたりもうかがいました。

 

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財前さんは関西大学の職員として、管理会計や財務戦略の業務に携わられていました。そのご経験の中で、大学出資の事業会社「関大パンセ」を発案、大学からの出資を受けて、立ち上げ時の2012年より経営に関わってこられました。今回、その手腕を買われ、梅田キャンパスの立ち上げに抜擢されたのです。

 

起業支援はキャリアの選択肢を広げる

まず、スタートアップカフェ立ち上げの目的についてうかがいました。

「スタートアップカフェ立ち上げの目的はいくつかありますが、やはり一番の目的は、学生のキャリアの選択肢を広げることです。在学中や、大学を卒業してすぐに起業することだけを期待しているのではなく、長い人生の中で、起業もひとつの選択肢である、ということを、大学生のみなさんにはわかって欲しいと思っています」

 

と財前さん。将来の進路を選択するにあたり、両親や親戚など、身近な人の職業を参照する傾向がまだまだあるそうで、加えて親の時代とは求められる仕事や役割が変わってきている中、その参照の仕方は限界がありそうです。

 

「社会全体の話で言うと、AIの発達を背景とした世の中の変化において、イノベーションを起こさなければならないということは各方面から主張されていて、それを解決する存在として起業家が求められている、という状況があります。現状では企業に就職する、公務員になる、いわゆる士業と言われる専門家になるなどの選択肢に比べて、起業はハードルが高いと感じる学生が多いため、起業をもっと身近に感じてほしいという願いから、梅田キャンパスは起業をテーマにしています」

 

↓Peatixさんと共催されたセミナーの様子。

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こちらで開催されるイベントには、多くの起業家の方達が登壇されます。もちろん起業家として成功されているのですが、年齢が20代~30代前半と、大学生から見て近く感じられる年代だったり、起業と企業勤めの境界を明確にしすぎず、どちらもやりたいことを実現するための手段として柔軟に選択する姿勢をお持ちだったりします。財前さんは「おどろくほど普通の人」という表現を使われていましたが、そうやって起業家を身近に感じてもらうことで、自分ももしかしたらできるかもしれない、やってみたい、という想いを学生たちが持てるようになることが大切だといいます。

 

最近、働き方改革、という言葉がよく聞かれるようになりました。副業や、会社に所属しない働き方が増える中、キャリアも必ず多様化する、と財前さん。大学から大企業への就職率が大学の評価指標としてまだまだわかりやすく使われていますが、もっと先の時代の変化を見据えた戦略が、梅田キャンパスでの取り組みなのです。

 

(その2へ続きます)

 

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