同志社女子大学上田ゼミの、プレイフルな学びの環境ーその4

こんにちは!清水葉子です。同志社女子大学現代社会学部 現代子ども学科の上田信行先生のゼミを取材させていただきました。

 

取材後の20171123日、ゼミ生のみなさまによるLast projectと題したワークショップがあり、参加をさせていただきました。

 

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会場の都合で写真は掲載できないのですが、とても楽しいカフェ空間と展示、トークタイム、6期生、7期生のみなさんのダンス、参加者でグループをつくってのワーク(私たちはミュージックムービーをつくりました!)、そして全員でのリフレクションなど盛りだくさんの、本当に楽しい5時間でした。準備、運営、本当に大変だったと思いますが、一人ひとりを大切にしてくださる、本当にきめこまやかなおもてなしの空間でした、複雑な進行で機器のトラブルもありましたが、ゼミ生のみなさんがそれぞれの機転で笑顔で乗り切られていました。一生懸命準備してきて、気合が入っているからこそ、現場で何かトラブルがあると、ぴりぴりしてしまうことって、大人の現場でもよくあると思うのですが、それが全くないというのは、参加していて、こんなに心地よいものなんだなあと、感動しました。

 

もうひとつ見習いたいと思ったのは、ゼミ生のみなさんの立ち位置です。個人的な反省ですが、ワークショップの運営って「〇〇をやってください、はいどうぞ!」「できましたかー?」というように、場をコントロールしがちです。でも、今回のワークショップで、ゼミ生のみなさんは「一緒にがんばりましょう!」という立ち位置でした。タイムラインやテーマなどで環境設定をし、その中で参加者と一緒にその場を作り上げる。ゼミ生のみなさんも、心から笑い、本気でジャンプする。場のルールの細かい設定や、伝えたいことのおせっかいな解説もないのですが、ポジティブな雰囲気の中ワークショップが進行し、最後のリフレクションでは、参加者それぞれ持ち帰れるものができている。これが、もう一つの魅力だと感じました。

 

このワークショップには、卒業生で、現在は小学校の先生をされている方達も来られていました。その中のお一人が、「このゼミで学んだ、人を変えることはできないけれども、周りの環境を変えることで、人は変わることがあるということを、現場に出てみて実感した。そして上田ゼミでの学びのスタイルの重要性にあらためて気づき、もっと現場で実践したい」とおっしゃっていて(小学校でもカリキュラムにそういったことを行う時間的余裕が無いという葛藤はあるようですが)、とても心に響きました。

 

私が言葉を尽くしてもなかなかこの空気感まで伝わらないと思います。興味を持たれた方は、ぜひ一度、ワークショップを体験されることを、お勧めいたします!

 

上田先生、日高さん、上田ゼミの学生さん達、お忙しい中お時間をいただき、本当にありがとうございました。

 

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