遊びながら英語を学ぶ―近畿大学英語村 e-cube(イーキューブ)

みなさんこんにちは。清水葉子です。

先日、日本インダストリアルデザイナー協会のツアーに参加させていただき、近畿大学東大阪キャンパスを見学させていただきました。魅力的な施設や教育を順に紹介させていただきます。

 

近畿大学東大阪キャンパスの西門を入るとすぐ左手に、木とガラスでできた建物が目に入ります。こちらが200611月にオープンした英語村e-cube(イーキューブ)の建物です。

 

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英語村のコンセプトは「遊びながら英語を楽しく学ぶ」。英語嫌いだと英語はうまくならない、勉強に遊びを取り入れるのではなく、遊びを中心に置き、結果学びにつながることを大切にされているそうです

基本設計は、文芸学部文化デザイン学科教授の岡本清文先生。

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遊びながら英語を学ぶというコンセプトを形にするために、小部屋にわかれた建物ではなく、1つの大きな箱にコミュニティを詰め込む形とされたそうです。

 

18m×18m、高さ10mの建物内部は、柱が1本も無い大空間となっています。

柱の無い空間、かつ、構内の他の建物にはない雰囲気を作り出すために、岡本先生が採用されたのは、集成材のオールドライ工法。もともとは梁材として使う大断面集成材を、菱垣上に組み上げることによって、柱の無い空間を実現させました。

 

 

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内部から見ると、このように明るく、開放感のある雰囲気になっています。左手はアクティビティスペースとなっています。ちなみに、1歩こちらの空間に入ると、発して良いのは英語のみです。

 

専属スタッフによって、毎日何かしらのプログラムが実施されていて、学生達は予約なしで気軽に参加することができます。授業の間に立ち寄る学生も多いそうです。

 

 

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所属スタッフは20名超。国籍も様々です。

 

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さきほどの写真の右手に映っているのがカフェ。英語で注文します。

 

このように明るい大空間の中で、お茶をしている人もいれば本を読んでいる人もいる、アクティビティに参加している人もいる、という状況は、たしかにリラックスできて良いなあ、と感じました。

レッスンのように小部屋に入った瞬間ネイティブの先生とばっちり目が合う、という環境は、英語が苦手と思っていると、つい委縮してしまいますよね。ちょっとお茶を飲みに行こうかなー、という気持ちで英語村にやってくる、というのは、心理的なハードルを下げますね。普段は学生向けですが、長期休暇には一般に開放されることもあるようですので、お近くの方はぜひ行ってみてください。

 

↓英語村のページはこちらです。

近畿大学英語村E3[e-cube]