空間が動きに与えること、心に与えること―同志社女子中学校・高等学校:伝統編
先日、京都にある、同志社女子中学校・高等学校にうかがい、校舎を見学させていただきました。前回のオープン編に続き、伝統編をおとどけします。
こちらは、正門を入ってすぐのところにある栄光館。1932年に建てられた、講堂と礼拝堂を含む建物で、登録文化財でもあるそうです。建物上部に見える八角形の場所は、瞑想室。各窓はステンドグラスになっていて、とても幻想的な雰囲気だそうです。
そして、こちらが講堂です。
中高の生徒さん達は、毎朝こちらで礼拝をされるそうです。穏やかな気持ちで1日を始められそうです。
そして、新校舎希望館にも、理念や伝統を感じられる場所が随所にあります。
まず、「黎明チャペル」
こちらのステンドグラスには黎明(明け方)の時のぶどうの木(キリスト教で大切なシンボル)が表現されています。
またこちらは、ガリラヤと呼ばれる食堂。
壁のオブジェは、同窓会から寄贈されたもので、
「YOU ARE THE SALT OF THE EARTH. YOU ARE THE LIGHT OF THE WORLD.(あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。)※マタイによる福音書の一部」と、同校の教育理念が表現されています。
また、希望館1階にある展示ギャラリーには、以前の校舎や、女性宣教師デントン先生の食器、タイムカプセル(校舎が建てられるたびごとに学校として埋められるそうです!)から出てきた書など、学校の伝統を確認できるものが展示されています。
別棟の図書室には、新島襄先生が渡米した際に乗り込んだ帆船や、資料の展示がされています。
140年の伝統を持つ同志社女子中学校・高等学校。その校舎は、新しく、オープンでありながらも、しっかりと伝統を感じられる場所でした。
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