様々な「知」が同居する空間―近畿大学アカデミックシアター
こんにちは。清水葉子です。
先日、日本インダストリアルデザイナー協会のツアーに参加させていただき、近畿大学東大阪キャンパスを見学させていただきました。
本日は今年4月に完成したばかりのアカデミックシアターについて書きます。
館内模型を使ってご説明しますと、
アカデミックシアターは5つの建物で構成されています。
1号館:インターナショナルフィールド ラーニングコモンズ、インターナショナルスタディーズエリア、インターナショナルラウンジ、インターナショナルセンターからなる留学生との交流、語学学習のためのエリアです。
2号館:実学ホール/オープンキャリアフィールド 実学ホール、オープン・キャリアフィールドからなるエリアで、就職支援、学生と卒業生、社会人との交流のためのエリアです。
3号館:ナレッジフィールド 自習室、グループ学習のためのエリアです。
4号館:アメニティフィールド カフェ、ラウンジを中心としたエリアです。
そして、5号館、小さな建物の集合のように見えるのが、今回ご紹介します、ビブリオシアターです。
いったい中はどうなっているのでしょうか?
内部はこんな空間となっていて、約20棟のほぼ正方形の2層の建物を、回廊がつなぐ形となっています。写真は1階部分で、手前が回廊、奥が正方形の建物となります。
各棟には「ACT(アクト)」と呼ばれるガラス張りの部屋(1階、2階合わせて42室)と、書架があります。1階には書籍が中心となった3万冊、2階にはマンガが中心の4万冊です。
1回書架
2階書架
それぞれ分類のタイトルがおもしろく、手にとって読みたくなります。この計7万冊とは別に、図書館はあるそうですから、その蔵書量に驚きます!
こちらもアクト(個室)の1つ。模型や図面が展示されていました。42室あるこれらの場所は、大学内の研究室やゼミ、場合によっては学生のグループが仕様を申請し、半期ごとに審査、許可がされるそうです。
館内には色々な場所があり、4号館にある2か所のカフェとも接続しています。
入り組んだ路地に色々な空間がある、町のような場所でした。
見学させていただき、ありがとうございました!
↓近畿大学 アカデミックシアターのホームページはこちらです。