伝えたい思いを演劇で伝える。(大阪国際大和田中学校の教員劇)

先日、大阪府守口市にある、大阪国際大和田中学校の、先生方による劇を見学させていただきました。写真もお預かりしましたので、掲載します。毎年、中学校の文化祭で披露されているそうです(毎年違う内容で10年以上継続)。

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こちらの写真に写っているのは全員、中学校の先生方。生徒達になりきっていますよね!脚本も先生が書いたオリジナルです。タイトルは「友だち」。クラス内のある生徒の言動に怒った生徒が、ちょっといじわるのつもりで始めたことが、SNSを使うことで拡大してしまう、でも、あることがきっかけでクラスがまとまっていくというもの。いじめをテーマとした重めの内容なのですが、面白いシーンもたくさんあり、笑いながら真剣に考えていける内容でした。

例えば「あいつちょっとむかつくよね、みんなで無視しない?」みたいなセリフもあえておもしろめに言っちゃうんですが、生徒達は笑いながらも結構まじめにうけとめている風でした。

まじめに「いじめはいけません」と指導するよりも、こちらのほうが生徒にまっすぐ伝わっているなあ、というのが実感です。もちろんそのためには、先生方が生徒達の信頼を得ていることが大前提なのでしょうが、先生方の登場シーンに沸く生徒達の様子で、間違いなく先生方は愛されている!と感じることができました。

演劇という形で思いを伝える。生徒さん達の指導もある中ご準備がとっても大変だったと思いますが、とても良いなあ、と思いました。

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