自身と向き合う美術の授業―関西大倉中学校・高等学校 その3

先日、関西大倉中学校・高等学校にうかがい、美術の授業を見学させていただきました。続いて授業について紹介します。 「価値観を揺さぶる渋谷先生の授業」 人はあふれる情報を整理するために、無意識に定義づけ、カテゴリー分けをするのだと思います。もち…

自身と向き合う美術の授業―関西大倉中学校・高等学校 その2

先日、関西大倉中学校・高等学校にうかがい、美術の授業を見学させていただきました。前回は美術室の様子をお伝えしましたが、今回は、授業について紹介します。 「自由な表現ができるようになるためのカリキュラム」 関西大倉中学校・高等学校では、美術の…

自身と向き合う美術の授業―関西大倉中学校・高等学校 その1

みなさまこんにちは。清水葉子です。 先日、関西大倉中学校・高等学校にうかがい、美術の授業を見学させていただきました。 関西大倉中学校・高等学校は、百年あまりの歴史を持つ、男女共学の進学校です。大阪府茨木市の緑豊かな環境に校舎が立ち、おだやか…

美術館は誰のためのもの?

みなさまこんにちは。ゴールデンウィーク、関西では晴天が続いておりますが、 みなさまいかがお過ごしでしょうか。 私は混んでいるかもしれないと思いつつ、京都に行ってみました。 京都府立陶板名画の庭、というところです。 京都府立陶板名画の庭 陶板に表…

空間が動きに与えること、心に与えること―同志社女子中学校・高等学校:伝統編

先日、京都にある、同志社女子中学校・高等学校にうかがい、校舎を見学させていただきました。前回のオープン編に続き、伝統編をおとどけします。 こちらは、正門を入ってすぐのところにある栄光館。1932年に建てられた、講堂と礼拝堂を含む建物で、登録文化…

空間が動きに与えること、心に与えること―同志社女子中学校・高等学校:オープン編

みなさまこんにちは。清水です。先日、京都にある、同志社女子中学校・高等学校にうかがい、校舎を見学させていただきました。 同志社女子中学校・高等学校は昨年で創立140年を迎えた伝統校。同志社の系列中高としては唯一の女子校で、同志社大学、同志社…

オープンであることの可能性-育英西中学校・高等学校のEducational-i:Link

オープンイノベーションという言葉が示すように、近年、ビジネスでも、行政でも、組織の枠を超えた動きが多く見られるようになりました。この動きはやはり、多くの人が「オープンにすること」のメリットがあると感じているからではないでしょうか。 本日は、…

外の視点を入れることで、広報のPDCAサイクルを早く回す。 ―東山中学・高等学校

みなさまこんにちは。清水です。 最近あるテキスタイルに魅せられて、その発信方法を試行錯誤しているのですが、動画を撮影したり、編集したり、投稿サイトにアップしたり、という作業が、とても楽になりましたね。 今日は学校での動画発信の事例をご紹介し…

パーソナルファブリケーションは、ものづくりをどう変えるか その5 ーまとめー

みなさまこんにちは。清水です。 「パーソナルファブリケーションは、ものづくりをどう変えるか」 という問を立てて、この3か月、アンテナをはってきました。 中間の、ということにはなりますが、いったん、まとめてみたいと思います。 私がこの問をまず立…

信じて場に任せること―姫路市立姫路高等学校 探究活動発表会

3月25日(土)に、姫路市立姫路高等学校で行われた、探究活動発表会にうかがいました。こちらは、平成27年からスタートした「探究科学コース」で、年間を通して行われた探究プログラムの成果を発表するというものです。 探究は、高校1年生は基本的にグルー…

方法をたくさん知っていることの強さ―船と装丁展より

先日東京の神保町で開催されていた「船と装丁」展に行ってきました。 グラフィックデザイン事務所「tobufune」の代表およびスタッフの方々が、船をテーマにした小説の装丁を、(仕事として発注されたわけでなく)自主的に行ったものです。 内部でデザインす…

「どうやってできているのかな?」と考える力の大切さ―植松努さんの講演会より

先日、社団法人ライフナビアカデミーさん主催の植松努さんの講演会に行ってきました。写真は会場の大阪市中央公会堂です。 植松電機の社長、植松努さんは、子どもの頃からの夢をかなえるべく、自社でロケット開発をし、成功された方です。それだけでなく、子…

TDU-4D Lab-東京電機大学中学校・高等学校の縦割りラボ

先日、東京都小金井市にある、東京電機大学中学校・高等学校 のTDU-4D Labの発表会を見学させていただきました。 こちらの学校では、今年度より、TDU-4D Labという探求学習プログラムを実施しています。対象学年は中2~高2で、4学年が縦割りでグループを…

パーソナルファブリケーションは、ものづくりをどう変えるか その4

みなさまこんにちは。今年の初めから、パーソナル・ファブリケーションの可能性を探求しています。探求しているうちに、スタートアップや、UXに寄り道をして、パーソナルファブリケーションという言葉の範疇からはずれかけていますが、あえてあと2回継続しま…

デザインとは何か?デザインを学ぶ意味は?

最近ブログのタイトルに、「デザイン」という言葉を入れることが多かったかなあ、と振り返って思うと同時に、デザインってタイトルにあったけど、ブログの中身のどこがデザインなの?という受け取り方もあるのではないか、と思ったりしています。 かっこよい…

イノベーションを促進する場のデザインとは?(Hack Osaka レポート2)

前回に続き、Hack Osaka Stage areaのレポートです。 ↓前回はこちら これからの社会で求められる、デザインの能力とは?(Hack Osaka レポート1) - Arts in Schools Engine Shed(エンジンシェッド)のディレクター、Nick Sturge(ニックステージ)氏の講演…

これからの社会で求められる、デザインの能力とは?(Hack Osaka レポート1)

2017年2月9日、大阪で行われた、Hack Osaka というイベントを見学させていただきました。 Hack Osakaとは、大阪イノベーションハブ(Osaka Innovation Hub)さん主催の、大阪でのイノベーション創出を支援するためのイベントです。講演の登壇者も、後半のピ…

デザイナー+エンジニアが目標を共有したら?(BaPA卒業制作展) その3

先日、京都五条のMTRL京都で行われた、 BapA3期生京都チームの卒業制作展と、プレゼンテーションを見学させていただきました。 デザイナー+エンジニアが目標を共有したら?(BaPA卒業制作展) その1 - Arts in Schools デザイナー+エンジニ…

デザイナー+エンジニアが目標を共有したら?(BaPA卒業制作展) その2

先日、京都五条のMTRL京都で行われた、 BapA3期生京都チームの卒業制作展と、プレゼンテーションを見学させていただきました。 デザイナー+エンジニアが目標を共有したら?(BaPA卒業制作展) その1 - Arts in Schools 前回に続いて、作品紹…

デザイナー+エンジニアが目標を共有したら?(BaPA卒業制作展) その1

みなさまこんにちは。清水です。 先日、京都五条のMTRL京都で行われた、 BapA3期生京都チームの卒業制作展と、プレゼンテーションを見学させていただきました。 BaPAとは、PARTY(- PARTY)と、バスキュール(Bascule Inc.)が始められた、デ…

学校の壁を、自分たちで塗る-株式会社NENGOのワークショップ その2

みなさまこんにちは。 先日ブログに書きました、株式会社NENGOさんが川崎市の宮崎小学校で行われたペイントのワークショップ、その続きをご紹介します。 このワークショップでは、5、6年生が小学校の配膳ホール(給食を運ぶための場所)を塗ります。…

パーソナルファブリケーションは、ものづくりをどう変えるか その3

みなさまこんにちは。今年の初めから、パーソナル・ファブリケーションの可能性を探求する(心の)旅に出ている、清水です。 「Fab Life」に続き、読んでみたのがこちら。 「ワイアード」US版の元編集長で、自らも様々な形でものづくり、発明を行っている…

パーソナルファブリケーションは、ものづくりをどう変えるか その2

前回のブログに続きパーソナルファブリケーションについてです。前回紹介したようなFab LabやFab Cafeについて、モノづくりの楽しさや、プロトタイプをつくることの大切さは理解していたつもりだったのですが、Fabとイノベーションがセットで語られるシーン…

パーソナルファブリケーションは、ものづくりをどう変えるか その1

Fab Lab(ファブラボ)とか、Fab Cafe(ファブカフェ)という言葉を聞かれたことがありますか? 私はFab Labはまだ行ったことが無いのですが、渋谷と京都のFab Cafeに行ったことがあります。お茶をしに行っただけなので、私自身はFabの本質にはせまれていま…

建物細部へのこだわりと、それが与える空間の質-佐川美術館

みなさま 本年もよろしくお願い申し上げます。 さて先日、滋賀県守山市にある、佐川美術館に行ってきました。 1998年、佐川急便株式会社が創業40周年記念事業の一環として建設した美術館です。 その美しさから多くの賞を受賞しています。2007年には樂吉左衛…

社会と美術の融合授業-学校をARTで満たそう(同志社中学校)

同志社中学校の社会科の授業には、話し合いや、表現の時間が多く設けられています。その中でも手を動かす要素が多く入っているのが、中学3年生の3学期に行う、社会と美術が融合した授業です。 「学校をARTで満たそう~We are ARTISTS」と名付けられたこちら…

学校の壁を、自分たちで塗る-株式会社NENGOのワークショップ その1

カラー、色あいが人に与える影響って、大きいのではないでしょうか。明るい色の服を着ると気持ちが明るくなりますし、赤い下着を身に着けると血行が良くなる、なんて話もありますね。服だけでなく空間の色合いもそうです。自分たちが過ごす環境の色を決めら…

リアルとバーチャルで未来の都市を考える-マインクラフトのスウェーデンでの活用

仮想世界にツールを使って建物や町をつくる「マインクラフト」というゲームが、日本の小学生の間で大ブームですね。解説動画をユーチューブで見たりしながら、子供たちはどんどん自分たちでやり方を学んで上達していくので、たのもしいなあ、と思いつつ、バ…

教育とアートについての本その5-地域を変えるミュージアム

ミュージアム、美術館には色々な役割があると思いますが、こちらの書籍「地域を変えるミュージアム」では「『地域を変える』チカラ」」に注目し、30のミュージアムが紹介されています。地域とのかかわり方や、それぞれのミュージアムの軸となる部分は事例…

場の力が生徒の可能性を広げる。清教学園中・高等学校のラーニングコモンズ。

ディスカッションやグループワークで良い成果が出せるか、イノベーションが起こせるかどうかは、検討フレームや話し合いのプロセス管理、テーマ設定などとともに、「どこで話し合いを行うか」が大きく影響します。「リラックスできる」「ポジティブになれる…